林哲司

菊池桃子主演のテレビ映画が初放送1985年3月6日（※当時は水曜ロードショー）から1年を経て、ただ一度だけ再放送された際の映像です（CM全カット）　岸田智史、河原崎長一郎、左時枝、千石規子、小倉一郎、春川ますみ、小松政夫、下川辰平、阿藤海（のち阿藤快）、蜷川有紀、有森也実、河原さぶ、不破万作といった芸達者たちがまだ駆け出しの主演を支え、まるで出演者へのギャラが制作費のほとんどを占めているようなギミック類いっさい無しの凡庸な作品にも思えますが、初見だと起承転結の「転結」が先読みしづらい、サスペンスドラマとしても佳作の類です（再度観賞すると先生や家族が見せる態度や表情の意味が分かります） 上述の出演者以外にもう一人書き添えるなら、美貌まばゆい生徒会長・七尾麗子を演じている貴倉良子さん（のち河野貴の名でホテルジャーナリスト）は、死去直前の高倉健さんの養女（実際は内縁の奥様）になっていた事でひととき話題になった方です。…