兼業主婦の主張・その1 田中真弓



※「その1」と曲名にはありますが、その2以降は一切ありません。なぜなのか…

声優コレクション『Message』より
『兼業主婦の主張・その1』

(歌詞)
「いいわね、これからは母さんと二人で生きていくのよ。父さんのことは忘れるの。そりゃあ、全部が全部悪いってわけじゃないけど、これから先のことを考えたらこれしか方法はないと思うの。ね、わかるでしょ。初めっから結婚なんて無理だったのよ。あ、違うのよ、あなたを責めてるわけじゃないのよ。ほら、ちゃんとお洋服着て。」

冷たい風が吹きめける あなたの心を映すように
ごめんね 母さんダメな母 孝祐あなたに罪はない
いっそ このままニ人して
暗い川に身を…身を投げよか

ってなことあってもいいじゃない
たまにはあってもいいじゃない
ドラマチックに生きたいの
せっかく結婚したんだもん
女は生きたい ドラマチック 愛は 波乱万丈!

「ちょっと、そういう言い方はないんじゃない? 私だってこのままでいいなんて思ってやしないわよ。だから相談してるんじゃない。それをどうしていつも一言で片付けるの? わかったって、何がわかったのよ。いいからってなにがどういいのよ!
ちょっと、耳ふさぐのやめなさいよ。背中向けるのやめなさいよ。子どもなんか放っときなさいよ!(バシッ!)あっ!」

いいじゃない いいじゃない
言わせてくれたっていいじゃない
私の心も知らないで
ほっぺたバッチンないじゃない

「私、実家に帰らせていただきます。うるさいわね。 徒歩5分だって実家は実家よ!
あーもう、結婚なんかするんじゃなかった。」

どうせ私は ニワトリ頭 おかわり忘れて おせんたく
そうよ私は ニワトリ頭 おむつ持つ手で ビールつぐ
好きでなったわけじゃないの
ニワトリだって生きて…生きている

だけどものは考えよう こんな女房もかわいいな
時にはイライラするけれど
そんなお前が大好きさってね
ニワトリ飼ってるって思えばいいじゃない
そう 愛は 思い込むことよ

「この世に生をうけて早三十と有余年、初恋、失恋、出会い、結婚、そして出産と、いくつかの人生の節目を経験してきたけれど、生きれば生きるほどわからないことばっかり。百聞は一見にしかずっていうけれど、私に言わせりゃ、一見は一見に過ぎず、よね。 結局わかったことは、未だに何にもわかんないってこと。」

いいじゃない いいじゃない
わかんなくたっていいじゃない
あれも道ならこれも道
やるだけやんなきゃ もったいない
「以上、懲りない専業主婦の戯言でした。ハイ。」

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